こんにちは、きっかけブログです。
今回は「想いが人を繋げる」というテーマでお話させていただきます。
先日、私の親友(新郎)の結婚式があり、出席させていただきました。
「結婚式をやる!」と決まった当初から私自身も非常に楽しみにしており
1年間ワクワクしながら当日を迎えました。
結婚式に参列している人たちを見て素直に思ったのは
今までの新郎の生き方が凝縮されているなということです。
新郎とは大学時代からの仲です。
そこから今までずっと付き合いがあり、
今でも日々連絡を取り合う中なので現在の
彼については誰よりも知っている自負があります。
しかし、出会う前の大学以前のことについてはほとんど知りません。
当時のお話をちょこちょこ聞いたりはしていましたが
実際にどうだったかというのは想像でしかわかりません。
しかし、この日、新郎の高校時代までの友人や
現在勤めている会社の方など、私が知らなかったコミュニティの方々を見て、
非常に微笑ましかったです。
高校時代の友人でしょうか、挙式で彼が入場した瞬間に泣いている方がいました。
彼が緑色が好きなのを知っていてか、緑色のものを身につけている人がいました。
一人だけではありません。何人もです。
どれも彼らしい。
当時の彼のことはわかりませんが、彼の性格や行動から察するに
彼らしい付き合いをしてきた人たちなのでしょう。
その人たちはもしかしたら、最近は彼に会っていなかったかもしれません。
学生時代に会って以降、それっきりという人も少なくなかったでしょう。
しかし参列者一人一人の中にそれぞれの彼がいて、その彼との
思い出をずっと胸の奥に大切にしまっていたのだと思います。
彼の人との付き合い方を想像するに
それはひとえに、彼が今まで付き合ってきた方に対しての想いが
深かったからだと思います。
彼が持っている「想い」に対して共感、共鳴していた人たちがこうして式に集まる。
だからあんなにも温かくて素敵な式になったのだなと。
そんな彼の付き合いの深さが垣間見えた式でした。
人柄は些細な言葉に表れる
そんな中、私は友人代表スピーチとして
少し話をさせていただける機会をいただきました。
正直、スピーチの出来としては
私の中ではまずかったなと思ってました。
でも彼は褒めてくれました。
良かったと思ってくれたところを
思わぬ角度から褒めてくれました。
彼はいつも誰もが想像もしない角度からの言葉をかけてくれるのです。
その「言葉の刺し力」が凄まじいのが彼の素敵なところであり、
誰もが彼の虜になる要素の一つです。
実はこのスピーチ、式の5日前に急遽にすることが決まりました。
メインでは別のものがスピーチをするのですが、
「やっぱりお前にもやってほしい」とお話をいただきました。
彼は、本当は私にも花を持たせようとして
このような場を設けてくれたんだと思います。
彼自身の晴れの場だというのに
それでもなお、他人のことを常に考えることができる
そんな彼の人柄が、言葉の節々に「感謝」としても表れていました。
本当どこまでも憎めないやつです。
そんなどこまでも他人のことを考えて
想いやることができる人間だから、
あんなにも参列者の人が皆満面の笑みでいて、
そして泣いていたのだと思います。
一生に一度のそんな大切な式でのスピーチを
させてくれたこと、本当に嬉しかったです。
原点は「想い」
ここまでの話で何が言いたかったのか、それは
持っている想いが素敵で魅力で、そして本物であれば
遅かれ早かれ人は集まる
と言うことです。
「素敵」や「魅力」に関しては個々が持つ価値観によって
価値基準が変わってくると思います。
そのため、もちろん全員に好かれる人などいません。
しかし、ナイフと同じでその魅力が尖っていればいるほど、
刺さる人には深く刺さります。
そしてそれは会社でも同じことが言えると思います。
結局は会社も突き詰めればは「人」なので
その人(経営陣)が持っている想いを、手段として
会社で具現化をし、発信しているにすぎません。
という風に考えると善悪抜きにして今、世の中にある会社は
全てが誰かしらの想いを具現化したものになります。
新郎の彼はいつの日か、こんなことをいっていました。
「俺らの強みは想いだ」と。
当時は想いというのが抽象的で分かったようで分かっていなかった気がします。
でも今ならわかります。
想いは原点であり、終着点であるということです。
そしてそれは相手を思うことから始まります。
どんなに頭がいい人で、顔立ちもよく、器用な人でも
想いが通じてなければ、関係は深まりません。
会社も同じでどれだけ優秀な人材がいて、優れた商品があっても
その会社の想いがしっかりと確立していなければいずれボロが出ます。
彼はその想いの大切さを既に人生で体現していたのです。
だからあんだけの人が幸せそうにしていたのです。
それが目に見えて分かった、そんな結婚式でした。
今日のきっかけ
想いの大切さというのをテーマで今回はお話しました。
新郎の彼とは大学入学当時に出会ったのがきっかけです。
その時なぜ、何が良いと思ったのかは正直なところ言語化できません。
完全に感覚です。
しかしだからこそ、今の関係があるのかなと思います。
なぜなら感覚こそが、想いそのものだからです。
感覚を現実や説明に落とし込むためには論理が必要だけど
根底にある基盤に論理は必要ないのかなと思います。
むしろ、本当に大切なことは論理的であってはならない。
逆説的に言うと論理的であるものは果たして本当に大切なものなのか?ということです。
だってそこには理由が存在するから。
理由があるものはその理由が壊れてしまえば一気に崩壊してしまいます。
式中、サラッと流されていたけど、印象的な言葉があります。
司会者が新郎新婦との出会いで紹介で発していた言葉です。
「新郎は、新婦と出会った瞬間から、
「この人と結婚するんだろうな!」と思ったそうです。」
この一言が全てを言い表しています。
なんでもかんでも理由や証拠が求められる現代、
実は直感や感覚がいちばん大切なのかもしれません。
だって直感こそが、今までの自分の人生経験から出た集大成の答えなのだから。
コメント