【ファミマ「お母さん食堂」廃止の裏】

ファミリーマートのオリジナル惣菜・冷凍食品シリーズの「お母さん食堂」

一人暮らしの方はもちろん、困った時の一品!として助けられてる人も多いはずだ。

そんな「お母さん食堂」がなくなるという、、、

ファミマから「お母さん食堂」がなくなる!?

ファミリーマートは18日、総菜に使っていた「お母さん食堂」を

廃止し、プライベートブランドを一新すると発表した。

細かくは加工食品、お菓子、飲料などの「ファミリーマートコレクション」、惣菜の

「お母さん食堂」そして「お母さん食堂プレミアム」の3シリーズが一本化され、新たに

「ファミマル」と改名され味やパッケージも刷新するとのこと。

実はお母さん食堂は名前の関係から、過去に

「ジェンダーバイアスを助長するのでは」との批判を集めていた。

「お母さん食堂」の名前を変えるための署名活動

当時、公益社団法人ガールズスカウト日本連盟の会員である女子高校生3人が

署名「ファミリーマートの「お母さん食堂」の名前を変えたい!!!」を立ち上げた。

きっかけとしては公益社団法人ガールズスカウト日本連盟の全国のメンバーが

集まり、女性差別やジェンダーバイアスなどについて学んだ際に

この「お母さん食堂」というネーミングに疑問を抱いたという。

署名グループでリーダーを務めた女子高生(当時3年生)はこのように言っていたという。

『お母さんが食事を作るのが当たり前」というアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)を助長しかねません。日本では女性が家事や育児をするものという価値観が強く、仕事を諦めざるを得ない女性も多いのが現状です。

「お母さん=料理」というイメージを変え、世の中のお母さんの負担を減らしたい。性別によって役割が決まったり、何かを諦めたりしなければいけない社会は嫌なんです。

コンビニは私たちの生活に根ざしていて、影響力も大きい。この名前を変えることがジェンダー平等な社会につながると思っています』

家事は女性がするもの、という大人や社会のジェンダーバイアスは子どもへの影響も大きいと

この女子高生は考えているとのこと。

これに対して感じた違和感

上記の女子高校生の意見に対して率直に「本質そこじゃなくない?」と思ってしまった。

「お母さん=料理というイメージを変えたい」というのはこの高校生の一意見としては

全然ありだと思うが、自分の意見を通すために【そんな社会が悪】のような総論にしていて話を肥大化しすぎているように感じる。

「世の中のお母さんの負担を減らしたい」や「お母さん=負担が多く、何かを諦めている」というのも単なるこの高校生の偏見ではないのではないのだろうか。

例えばこの高校生の実体験として「私のお母さんは負担が多く、諦めているんだ!」

という事実があったとして、それは単なるサンプル数1にしかならない。

その出来事をあたかも「世間の総意」のように見せるために

このような署名をして数を集めても単なる自分にとって都合の良い情報を集める確証バイアスに過ぎない。

単純にこの高校生から見た価値観の一つであるだけのはずなのにそれをあたかも

【社会が悪だから】といった風に結びつけてしまうのは非常に短絡的じゃないのかと。

それこそノイジー・マイノリティであろう。

第一、名前を変えるだけでジェンダー平等な社会に変わるなら

こんなに根強い問題として残っていないだろと。。。

リニューアルはどのような経緯で決まったのか?

とはいえファミマルブランドの関係者の話だと

「ジェンダーについて話題になったから変えたというわけではない」とのことだ。

ファミマがPBリニューアルのために本格的に動き出したのは2020年春頃からとのこと。

その当初からお母さん食堂はなくなる方向で話が動いていたとのこと。

お母さん食堂が始まったの2017年。当時、需要が高まっていた惣菜シリーズを

「ファミコレ」から独立させアピールしたい狙いがあったとのこと。

ただ、その狙いとは裏腹にお母さん食堂は名前だけが走ってしまい、

調査結果では「お母さん食堂=ファミマ」というイメージが浸透していなかったとのこと。

また、お母さん食堂の人気に伴ってメニューが拡大したことにより、

「お母さん食堂」というネーミングと商品のラインナップにもアンマッチが目立ってきた。

そのような理由もあってPBを強化しようというときに

これを残すのはしんどいという結論になったようだ。

今日のきっかけ

ただ情報収集のためにニュースなどを見ているだけだと

どうしてもニュースを鵜呑みにしてしまうことがある。

それは多少違和感を感じたりしても自分の意見に自信が持てなかったり、

専門外のことだと初めて知る内容ばかりだからだ。

そんな中だからこそ、常に疑って記事を読む意識が大切なのかなと改めて思う。

「この記事を書いた人の意図はなんなのか?」

これを常に忘れずに考えていきたい。

コメント

  1. goo より:

    常に疑って記事を読む意識が大切なのかなと改めて思う。
    「この記事を書いた人の意図はなんなのか?」
    これを常に忘れずに考えていきたい

    その通りですね。本日の内容の中で初めて知ることもあり勉強になりました。

    私は最近政治の勉強をしてます。
    なかなかの根強い問題に時間をかけて議論している割には施策が、「うーん」という内容多いですよね。いつかきっかけブログさんとお話ししてみたいです。

    • kawa2444 より:

      gooさん
      コメントいただきありがとうございます!
      勉強になったところがあり嬉しいです!
      政治はなかなか私も疎いものでして、、
      是非逆に教えてください!!

タイトルとURLをコピーしました